鳥高P連のあゆみ
高P連の誕生
文部省社会教育局長名で「父母と先生の会」―教育民主化への手引き―を広報、各県に通達。
新制高校発足。当時文部省の全国調査では高校のPTA組織率は59%と判明。
この年、県小学校PTA連合会・県中学校PTA連合会を結成。5月7日鳥取県教育部長は、高校にPTAを組織する指導書を送付。
「社会教育法」が公布され、PTA組織は法的に社会教育団体となる。6月28日鳥取県高等学校PTA連合会結成。会長に池内新蔵氏(鳥取西高P会長)を選出。7月8日鳥取県PTA総連合会の結成大会が行われる。会長・倉光四郎氏(中P連会長)副会長・池内新蔵氏(高P連会長)副会長浜崎芳雄氏(小P連会長)が選出され、小・中・高等学校の総合連合PTAの会が発足した。
その後の経緯
・1952年(昭和27年10月14日)全国組織は「日本父母と先生の会全国協議会」によって樹立された。高等学校では「全日本高等学校PTA協議会」が同年11月21日結成された。
・鳥取県が全国総会(大会)開催県として正式に要請されたのは、昭和34年11月20日の中国・四国地区高等学校PTAブロック会議(広島:宮島会議)であった。これを受けて同年12月7日県P理事会・総会において受諾が承認された。その時開催地は米子と決定。西部地区高P連協議会と県高P連事務局は「大会準備委員会」を設立し昭和35年8月3日の大会当日までに4回の準備委員会、10数回に及ぶ打合せ会を重ね大会遂行に万全を期した。全国高P連協議会第10回総会(米子総会)以後「大会」という俗称が第12回大会より正式名称となった。
・鳥取県PTA総連合会解散
鳥取県PTA総連合会は教員数削減阻止という共通の活動目標を梃として、昭和24年7月8日に小・中・高各県連の連合協議体として誕生した。しかし、小・中学校は義務教育、高等学校の設置は地方公共団体あり教育予算出所、職員の利害関係等諸般の事情により、設立以来10年間持ち続けた組織の一体感に風化の兆候が表れ昭和48年7月16日総会において県高P連と県小・中P連合会は分離・発展的解散を行った。
・鳥取県高等学校指導者研修会
県PTA総連合会が分離する前年より、県教育委員会は「高校PTA指導者研究集会」を開催。小・中・高合同の「PTA指導者研修会」は20年継続の実績があったがその上に高等学校PTA活動について研修機会の増加を図ったのはその必要性を認めたからであろう。小・中学校PTA活動に比して活動が不振。学園紛争の再現防止。中央教育審議会答申の教育改革への協力等「多様な能力」への対応に理解を求めたからであろう。県は第1回で当面目的とするべき研修内容を提示説明した後は、この会の主催者を退き、補助金を出して、高P連の自主運営にゆだねている。以後研修会の名称は変化したものの平成10年から「鳥取県高等学校PTA指導者研究大会」として現在までその名称を継承している。
高P連が取り組んだ主な内容
- 禁煙協力車推進運動
- 「バイクの三ない運動」を中心とした交通安全指導に関するPTAの取り組み
- PTA連携事業で鳥取県青少年非行防止連絡協議会との連携
- 学校週五日制への取り組み
- ニュージーランド体験研修
- 薬物乱用問題に対するPTAの取り組み
- 携帯電話にかかわる使用上の問題点についての啓発活動
- 全高P連賠償責任補償制度への加入
- 専攻科存続にむけての取り組み
「高P連四十年」誌 「高P連の歩み」誌より
沿 革
昭和24年度 | 6/28 | 鳥取県高等学校PTA連合会結成 会長に池内新蔵氏を選任 |
7/8 | 鳥取県PTA総連合会結成大会(小、中、高の連合体) | |
昭和28年度 | 6月 | PTA研究大会開催(米子6/3、倉吉6/4、鳥取6/5) |
昭和30年度 | 1/19 | 鳥取県PTA総連合会 高校募集定員増の陳情を決議 |
昭和32年度 | 8/24 | 「母と教師の会」第4回中国地区会議を米子市で開催 |
昭和34年度 | 7/14 | 全国高等学校PTA協議会に加入することを総会で決議 7月25~26日の全国高等学校PTA協議会総会で加入を承認される |
11/20~21 | 中国・四国地区高等学校PTA協議会第1回研究協議会(広島) | |
昭和35年度 | 8/3~4 | 全国高等学校PTA協議会 第10回総会を鳥取県米子市公会堂で開催 全国より362名が参加 |
昭和36年度 | 12/11 | 県知事にPTA研修に関し新聞発行の補助要請をする |
昭和37年度 | 12/5 | 第1回鳥取県PTA大会 これ以降毎年1回米子市、倉吉市、鳥取市・・・と3地区に会場を移して昭和47年の第11回まで実施 |
昭和42年度 | 6/30~7/1 | 第9回中国・四国地区高等学校PTA協議会研究協議会開催(鳥取市) |
昭和44年度 | 3/25 | 鳥取県PTA総連合会「鳥取県PTA新聞」第1号発刊 |
昭和47年度 | 10/12 | 鳥取県教育委員会主催で「高等学校PTA指導者研究集会」が開催され、高校PTA活動の振興を促す。第2回目以降は県高P連の自主運営に委ねられる。昭和48年度は「高等学校PTA幹部研修会」、昭和49年度は「高等学校PTA指導者研修会」と改称、更に昭和54年度から「鳥取県高等学校PTA指導者研修会」とした。昭和61年度より、私立学校もこの研修会に加わった。 |
昭和48年度 | 7/16 | 鳥取県PTA総連合会総会で県高P連と県小中P連の分離を決定 |
昭和49年度 | 5/24 | 鳥取県高P連として「学校管理下の生徒の事故補償制度の確立について」県議会に請願 (6月19日 この請願が県議会で採択) |
昭和50年度 | 6月 | 「鳥取大学に人文系学科の創設について」県議会に陳情し趣旨採択される |
9/3 | 「高等学校 宿・日直代行員制度の存続について」県議会に陳情 差し戻しとなる | |
2/24 | 臨時総会を開催し「鳥取県高等学校安全互助会」の創設を決議 | |
昭和51年度 | 6/24~25 | 第18回中国・四国地区高P連鳥取大会開催(鳥取市) |
1/25 | 「バス路線の廃止計画」に関する件で関係市町村長に陳情 | |
昭和52年度 | 5/31 | 鳥取県高等学校安全互助会設立総会 |
昭和55年度 | 12/10 | 鳥取県高P連会報創刊 |
昭和57年度 | 4/1 | 鳥取県高P連の事務局を鳥取県社会教育福祉会館(現 県民ふれあい会館)団体交流室に置く |
昭和58年度 | 11/17 | 鳥取県高P連指導者研修会において第1回県高P連表彰式 |
昭和59年度 | 7/12~14 | 第26回中国・四国地区高P連鳥取大会開催(鳥取市民会館) |
1/18 | 高等学校予算並びに高校PTA活動支援を県議会に陳情 教職員の確保、施設・設備の整備、高等学校事務の充実・強化など、生徒の 校外指導、教育条件の整備など6項目について同様の要望を平成5年1月まで県議会に陳情。平成6年より陳情内容を大幅に変更 | |
昭和60年度 | 4月 | 鳥取県高P連の厚生事業として、生徒の団体自転車保険スタート |
昭和61年度 | 4/15 | 財団法人鳥取県高等学校教育振興会設立を鳥取県教育委員会より許可される |
4/25 | 鳥取地方法務局に設立登記 | |
6/27 | 鳥取県高等学校安全互助会組織解散決議 | |
平成元年度 | 3/31 | 高P連創立40周年記念誌発行 |
平成2年度 | 7/19 | 県P協・県高P連交流会(スタート年) ※平成2~6年度実施 |
平成4年度 | 7/13~14 | 第34回中国・四国地区高P連鳥取大会開催(鳥取市民会館) |
平成5年度 | 4月 | 団体自転車総合保険に学生総合保険が加わる |
平成7年度 | 7/7 | 第1回県教委・県P協・県高P連交流会 ※これまで県教委は来賓としての参加だったが、平成7年度より平成21年度まで3者による交流会を毎年実施 |
8/11~31 | 第1回ニュージーランド海外研修 ※平成13年度第7回まで実施 総勢205名の参加があった | |
10/9~13 | 日韓家庭教育交流派遣事業 | |
平成10年度 | 11/7 | 鳥取県高等学校PTA指導者研究大会 ※大会名を研修会から研究大会へ変更 |
平成11年度 | 12/4 | 鳥取県高等学校PTA連合会結成50周年記念式典 |
平成11 ~13年度 | 「心の教育」推進PTA活動事業としてフォーラムを東・中・西部3地区で開催 | |
平成13年度 | 7/11~12 | 第43回中国・四国地区高P連大会鳥取大会開催(県民文化会館) |
平成17年度 | 6/29, 7/13, 7/26 | 鳥東高、倉東高、米東高専攻科存続要請に係る各支部の単P会長会 |
8/19 | 専攻科に関する県議会のヒアリング | |
平成19年度 | 8/17 | 新規高卒予定者に対する雇用促進について県教委へ要望書提出 |
9/12, 9/19, 10/20 | 鳥東高、倉東高、米東高専攻科存続陳情に係る各支部の単P会長会 | |
11/5, 11/8, 11/9, 11/28 | 鳥東高、倉東高、米東高専攻科存続について県議会、県教委へ陳情 | |
12/6 | 専攻科に関する県議会のヒアリング | |
平成20年度 | 7/29 | 鳥東高、倉東高、米東高3校の専攻科存続を求める陳情について不採択の回答(県教育委員会より) |
2/4 | 高等学校卒業予定者に対する内定取り消し等への善処について県教委、県商工労働部へ要請 | |
3月 | 鳥取東高等学校専攻科を閉科 | |
平成21年度 | 11/7 | 鳥取県高等学校PTA連合会創立60周年記念大会 |
11/18 | 倉東高、米東高専攻科の平成21年度以降の存続延長について知事、県議会、県教委へ陳情 | |
12/5 | 全高P連健全育成シンポジウム兼県PTA指導者研究大会(米子全日空ホテル) | |
平成22年度 | 4月 | 創立60周年記念誌『高P連の歩み~平成元年から平成20年~』発刊 |
7/9 | 第52回中国・四国地区高P連鳥取大会(とりぎん文化会館) | |
10/8 | 倉東高、米東高の専攻科が平成24年度末を以て廃止を県議会で決議される | |
12月 | 財団法人鳥取県高等学校教育振興会 平成24年度末を以て解散することが評議員会、理事会で決議される | |
平成23年度 | 9/27~30 | 日韓家庭・地域教育交流事業 ※3年ぶりに再開 |
平成24年度 | 3/31 | 財団法人鳥取県高等学校教育振興会解散 |
3月 | 倉吉東高等学校及び米子東高等学校の専攻科を閉科 | |
平成27年度 | 県高P連ホームページリニューアル | |
平成28年度 | 6月 | 6月19日に選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が施行されたことに伴い、「ミニ講演会」「啓発のぼり旗の作成」「HPへの啓発資料の作成」に取り組んだ |
12/13 | 鳥取県支え愛交通安全条例の施行を受け、さらなる交通安全教育の推進や、ヘルメット購入費用の助成等について要望書を知事と教育長へ提出 | |
令和元年度 | 7/12 11/2 | 第61回中国・四国地区大会(とりぎん文化会館 梨花ホール) 鳥取県高等学校PTA連合会創立70周年記念大会(鳥取市:白兎会館) |
令和2年度 | 3/31 | 県高P連ホームページリニューアル |